快投の上原浩治、140キロ直球続けて空振り三振 3番打者は「ついていけず」
スプリットの切れ味にも称賛の声「突如ストライクゾーンから消えました」
敵地フィラデルフィアで中継していたテレビ局「CSN」の実況は、ヘルナンデスから空振りを奪った4球目の魔球を「素晴らしいチェンジアップです。これで2ボール2ストライクです。ボールは突如ストライクゾーンから消えました」と絶賛。実際は時速79マイル(約126キロ)の宝刀スプリットだったが、その切れ味は抜群だった。
続くアルテールは初球の直球で遊邪飛。ヘレーラは初球ファウルの後、2球目は87マイル(約140キロ)、3球目は86マイル(約138キロ)と、いずれも高めへの直球を振らせて空振り三振。すべて直球で3球三振に打ち取った。
「オドゥバル(ヘレーラ)は高めのボールについていけませんでした」と敵地「CSN」の実況は嘆息。一方、地元「WGN」の実況はハイテンションで「空振り三振です。コウジ、フィリーズの13回をあっという間に抑えました」と9球で3者凡退に仕留めた上原の好投に脱帽していた。
連投時の不安を払拭した上原は新天地で記念すべき1勝を手にし、防御率は3.09となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count