イチロー代打で2戦連続安打 「先発→数日代打」の起用に米専門家「恩恵ある」
先発後に2試合連続代打起用でヒット、「昨年はそれで成績が向上」
マーリンズのイチロー外野手が8日(日本時間9日)、敵地でのカージナルス戦で8回に代打で出場し、右前打を放った。2試合連続安打でメジャー通算3037安打とし、歴代24位のロッド・カルー(通算3053本)までは残り「16」。イチローは6日(同7日)のメッツ戦で先発出場して4打数無安打に終わったが、その後は代打起用で2試合連続ヒットを放っている。
この日は中堅のレギュラー、オズナが9回の打席後に足を引きずる仕草を見せたが、試合後には「大丈夫」と強調。4番手外野手のイチローは今後も同じペースでの起用が続きそうで、地元メディアではドン・マッティングリー監督の起用法が背番号51に恩恵をもたらしたという声も上がっている。
8回裏に田澤の代打として先頭で打席に立ったイチロー。カージナルス2番手ソコロビッチと対峙すると、地元マイアミでテレビ中継している「FOXスポーツ・フロリダ」の実況は、昨季就任したマッティングリー監督のイチローの起用法について言及した。
「彼は昨日のメッツ戦の代打で二塁打を打っています。イチローは土曜日に先発しました。昨年まではイチローが先発した後、数日は代打という流れでした。それで成績が向上しました」
イチローは2015年にヤンキースからマーリンズに4番手の外野手という立場で加入。1年目は外野手に故障者が続出したことなどもあり、チーム最多の153試合に出場したが、キャリア最低の打率.229に終わった。