工藤監督も熊本への想い吐露 ホークスが被災地に捧ぐ白星
首位楽天に3-2で競り勝ったホークス、奪首目前に
被災地へと贈る白星になった。ソフトバンクは13日、昨年の熊本地震後初となる熊本での主催試合を行い、楽天に3-2で競り勝った。勝利をつかんだ試合後、工藤公康監督は「熊本のみなさんの思いが伝わってきた。いいゲームをしたいと思ってやりましたし、選手がよくやってくれたなと思います」と表情を緩めた。
初回、無死一、二塁で柳田が三塁線を破る2点適時二塁打を放って、2点を先行。7回にデスパイネが右前適時打を放って1点を追加した。
ハイライトは8回の守り。好投を続けていた中田が島内にソロを浴びて1失点。さらに、岡島の中前安打、茂木の一塁内野安打で1死一、二塁。ここで登板した嘉弥真がペゲーロに左前適時打を許して1点差に迫られた。ここでチームを救ったのがセットアッパーの岩崎だ。
27歳の右腕は1死一、三塁でマウンドに上がると、ウィーラーの強烈なゴロに、咄嗟に右足を出してストップ。飛び出していた三塁走者を刺した。続くアマダーを遊ゴロに仕留め、一打同点のピンチを切り抜けた。