楽天茂木「野球人生初」満塁弾 早くも昨季超え8号、量産の秘訣を自己分析

勝利を大きく引き寄せる一発、「満塁で打った記憶がない」

 勝利を大きく引き寄せたのは、最強のリードオフマンだった。楽天の茂木栄五郎内野手。9-2で勝利した14日のソフトバンク戦(ヤフオクD)の5回に自身初となるグランドスラムを放ち「打ったときは入ると思わなかった。外野フライで追加点が入れば、と思ってました。最高の結果になってくれました」と笑顔で振り返った。

 会心の一打は、5回のビッグチャンスで飛び出した。島内の右中間への二塁打、岡島の中前安打、そして嶋の四球で作った無死満塁で打席に入る。

「追い込まれていたので、何とか外野フライを打とう、と。次の打者につなぐつもりでいった」

 2ボール2ストライクからの6球目。ソフトバンク先発の寺原が投じた、外角高めに抜けたスライダーを逃さなかった。押し込んだ打球は、左翼フェンスの最上部に当たり、ホームランテラス席へと消えた。「野球人生で初めてだと思います。満塁で打った記憶がないので」という、人生初のグランドスラムだった。

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