田中将大、米メディアにも不振の原因は不明?「根本的な数字は全く問題ない」
防御率ワースト5の田中、「不振のエース4人」に選出「心配すべき時期」
ヤンキースの田中将大投手が苦しんでいる。ここまで8試合に登板して5勝(2敗)を挙げながら、防御率はリーグ“ワースト5”の5.80。自身メジャー3度目の開幕戦登板でレイズ相手に2回2/3を7安打7失点と炎上後、徐々に調子を取り戻して4月27日(日本時間28日)のレッドソックス戦では97球での完封劇を達成。その後も2勝を重ねて自身5連勝とし、勢いは継続するかと思われたが、前回登板の14日(同15日)アストロズ戦では1回2/3を自己ワーストタイの8失点(自責8)と炎上して2敗目を喫した。
米「CBSスポーツ」電子版は、「真偽のほどは? 不振のMLBエース投手4人に不安を抱く時期がやってきた」とのタイトルで特集記事を掲載。今季、苦しむ各球団のエース投手の1人として田中の名前を挙げている。
記事では、開幕から各球団が40試合程度を消化した段階で「現在、我々はどのような傾向が存在するのかを判断するために十分なサンプルを得ることが出来た」と言及。そして、「4人のエース投手のパフォーマンスはシーズン序盤での不振を表している。彼らの球団は、心配すべき時期がやってきたのだろうか」として、“不振のエース”を列挙している。
カブスのジェイク・アリエッタ(4勝3敗、防御率5.44)、メッツのマット・ハービー(2勝3敗、防御率5.63)、インディアンスのコーリー・クルーバー(3勝2敗、防御率5.06)。いずれも防御率5点台の「エース」とともに、田中も“不名誉リスト“に選出された。
14日のアストロズ戦では、デレク・ジーター氏の背番号2の永久欠番セレモニー直後の一戦で打ち込まれた田中について、記事では「日曜日、アストロズはマサヒロ・タナカを苛立たせ、デレク・ジーターの夜を台無しにした。ヒューストンは初回に3本塁打を放った。田中は自己最多となる8得点(4本塁打を含む)を許し、キャリア最短の1回2/3で登板を終えた。現在の彼は45イニングを投げ、防御率は5.80、WHIP(1イニングあたりの安打+死球)1.44となっている」と成績を紹介。そして、昨年は優秀だった防御率についても言及している。