ダルビッシュ“MLB史上1位”の奪三振率を維持 米記者紹介「最も高い数値」
レンジャーズも紹介、ランディ・ジョンソンの10.61を上回る11.17の奪三振率
また、レンジャーズも試合前に配布した資料で「ダルビッシュはキャリアで9イニングあたり平均11.16個の三振を記録。メジャーリーグ史上、500イニング以上を投げたどの投手よりも高い」と紹介。さらに、2位は殿堂入り左腕ランディ・ジョンソンの平均10.61個であることも記した。
試合終了後にはダルビッシュの奪三振率は11.17に上昇。ランディ・ジョンソンは6度のシーズン300Kをマークし、9度の奪三振王に輝くなど、ノーラン・ライアン(5714)に次ぐメジャー史上2位の4875奪三振を記録している伝説の左腕。当然、総数が大きく違い、プロキャリアの序盤と終盤が含まれる投手と単純比較は出来ないものの、9イニングあたりの三振奪取率では現時点で日本人右腕が上回っていると、米メディアなどは伝えている。
ダルビッシュはこの日、105球を投げてストライクは63球。防御率は2.83となった。通算880奪三振となり、今季中に1000奪三振に到達する可能性も高い。メジャーの猛者を圧倒する投球で、歴史に残るペースで三振を奪い続ける日本人右腕が、強烈なインパクトを残し続けていることは確かだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count