ダルビッシュ超えも― 進化し続ける楽天・則本昂大の奪三振率
2013年以降、奪三振率が毎年向上する則本、ダルビッシュ超えも―
則本はプロ入りした2013年以降に奪三振率を7.09→9.08→9.96→9.97と毎年増加させ、今季もここまでキャリア最高の12.10を記録している。2000年以降でシーズン最多の276奪三振を記録した2011年のダルビッシュは10.71だから、新記録更新も不可能ではないペースだ。ただし、それにはイニング数の増加も必要になってくるだろう。
また、則本が過去3シーズンと同様に投球回を上回る三振を奪えば、プロ野球史上最長タイの4年連続で奪三振率9以上をマークすることになる。江夏(1968-1971年・阪神)や6試合連続2桁奪三振記録の保持者でもある野茂(1990-1993年・近鉄)、杉内(2008-2011年・ソフトバンク)と肩を並べられるかにも注目したい。
このように、今季は則本の代名詞となっている奪三振にまつわる話題は事欠かない。冒頭で述べた「81球で27奪三振」もあるいは――。そう思わせるほどの快投を、則本は披露し続けている。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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「パ・リーグ インサイト」藤原彬