ハーパーが死球に激怒→壮絶殴り合いも…「誰も球場で喧嘩なんかしたくない」
ジャイアンツのスター捕手は“静観”「危険だよ」
一方、ナショナルズ球団公式サイトによると、ハーパーは「グラウンドで誰かと喧嘩なんてしたくないよ。特に過去に何かあった相手とは。彼等はあの年ワールドシリーズも勝ったわけだし。彼も当時のことなんて考えていないと思う」と、こちらも“否定”。ただ、ストリックランドの投球は明らかに意図的だったと判断したようで「何故、そして何のために彼がこんなことをしたのかは分からない」とも話している。
2人が殴り合いを始めると、両チームのナインが制止に走り出し、興奮のストリックランドはチームメイト3人に羽交い締めにされる暴れっぷりだった。ただ、選手、関係者が入り乱れる大乱闘の中、終始、後方に陣取っていたのは、ジャイアンツの捕手ポージー。通常、こういう時は捕手や球審が最初に止めに入る場合が多いが、ハーパーがマウンドに向かう際も、ポージーはホームベース付近に立ち尽くしたままだった。
スター捕手は記事の中で「ハーパーがマウンドの方を指したと思ったら、彼は(マウンドに)向かって行ったんだ。巨漢の選手たち、マイク・モースなどがピンボールのようにぶつかったり、転んだりしていたんだ。ああいったところに入っていくのは、少し危険だよ」と冷静(?)に振り返っている。
メジャーでは、1つのプレーをきっかけに、その後も因縁が続くことが多々ある。ハーパーもストリックランドも闘志をむき出しにする血の気の多い選手だけに、今後も危うい関係が続く可能性が高そうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count