巨人エース菅野が大炎上 “乱調”続かないのも好投手の条件

その後の登板で立ち直ってきた菅野

 過去、楽天戦は2試合に登板して2勝、13.1回を投げて自責点3、防御率2.02と得意にしていただけに、意外な大敗だった。今季の楽天の強力打線は、巨人、菅野をもってしても止めることができなかったということか。

 これを見ると、菅野ほどの好投手でも、シーズンに1度や2度は、大量失点することがあるということがわかる。しかし、どのシーズンも最終的には優秀な成績を残しているので、今のところ心配はないと言えるだろう。

 ただし菅野は炎上した次の登板では、5試合中4試合でQS(6回以上を自責3以内)、1勝1敗ながら5試合合計で29回で自責点8、防御率2.48と立ち直っている。不振、乱調が続かないのが好投手の条件だともいえるだろう。菅野智之の次回の登板に注目しよう。

【了】

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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