四国IL高知の梶田社長、注目のマニーの後期去就は…「マニーとは交渉中です」

高知で10年選手としてプレー、引退直後に社長に転身した梶田氏

 5月28日に終了した四国アイランドリーグplusの2017年前期シーズン。2010年前期の2位を最後に3位、4位に低迷していた高知ファイティングドッグスは、7年ぶりに2位に終わった。2014年11月から現職に就任した梶田宙社長は、2005年から14年まで高知で選手としてプレー。14年を最後に引退する際には、背番号「0」が永久欠番となった功労者でもある。選手の立場も理解しながら、球団経営を進める梶田社長に今シーズンの前期を振り返ってもらった。

――2017年前期のチームについて振り返ってください。

「マニー選手や新人選手の加入で、非常にいいリズムでやってきたのが4月の前半でした。でも、後半になってセンターラインの深江真登と山下和則が抜けて守備のリズムが崩れた。投手にも疲れが見え、バランスが崩れたのが、連敗のきっかけじゃなかったかなと思います。でも、チームの空気は明るいです。僕が現役時代だったころとはだいぶ違います。負けていても、チーム自体は盛り上がっているので、悪い雰囲気にはなりませんでした」

――メジャー通算555号を誇るマニー・ラミレス選手が加入した効果はありましたか。

「野球に対する取り組みという部分で、チームに良い影響を与えましたね。マニーには、まだまだ野球を勉強したいという気持ちがあります。駒田監督に打撃について聞いたり、自分がやったことない練習を若い選手がしていたら、どういう意味があるのか聞いてやってみたりする。まだまだ学ぶ気があるんですね。若い選手たちも肌で感じています。僕たちももっとやらなくちゃいけないかな、と刺激を受けているんですね。観客動員に関しては、今のところ3割増しです。グッズも売れています。経済効果も大きかったですね」

――平日でも多くの観客が訪れたようです。

「ビール99円セールが利いたんでしょう。高知はお酒が大好きな街ですから(笑)。でも、野球だけじゃない部分も大事かなと思います。きっかけはお酒でも、そこで飲んでいたら野球があった、でいいと思うんです。野球を見ながら飲むのは楽しいですからね。今年はスタンドに試しに桟敷席を設置しました。宴会みたいな感じで野球を楽しんでもらおうと思っています」

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