前田健太「壮大な実験」で初セーブ 名投手も絶賛「我々が愛したマエダ」
通算204勝のハーシュハイザー氏「スライダーが非常に良くなりました」
この日、「スペクトラム・スポーツネットLA」で解説を務めていたのは、通算204勝(150敗)を誇り、59イニング連続無失点(1988年)のメジャー記録も持つオーレル・ハーシュハイザー氏。前田の投球を見守っていたドジャースのレジェンドは、「我々はこのスライダーを長いこと見ることができませんでした。スライダーが非常に良くなりました。これが我々の知っているマエダです。そして昨年から我々が愛していたマエダです」と、右腕が決め球のキレを取り戻したことを喜んだ。
さらに、「ケンタはファストボールに非常に満足していますね。彼はバッターにチャレンジしています」と直球の切れ味も絶賛。実況は、8回まで外野に打球を飛ばすことも許さなかったを強調しつつ、試合後には「今夜ケンタ・マエダ、そしてジャスティン・ターナーにとってワンダフルな展開となりました」と、先制2ランを放ったターナーと前田をこの試合のヒーローに挙げた。
今季、開幕から10試合で4勝3敗、防御率5.16と苦しみ、配置転換となってい前田は自身のインスタグラムで「またローテーションに戻れるように頑張ります」と思いを綴った。レジェンドも絶賛したこの日の投球を続けていけば、再び先発マウンドに上がる日は遠くなさそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count