日本で成功目指す助っ人たち “登竜門”となりつつある場とは
道を切り拓いたカラバイヨ
こうした流れは、2010年、群馬からオリックスにフランシスコ・カラバイヨ(一塁手、外野手)が移籍したのが始まり。2012年には四国アイランドリーグplusの香川からアレッサンドロ・マエストリ(投手)がオリックスに入団し、中継ぎで活躍したことから、NPBの注目度が上がった。
日本人選手の場合、独立リーグからNPBに移籍するためには、ドラフトを経なければならない。時間がかかる上に年に1回しか指名のチャンスがない。しかし外国人選手の場合、野球協約で定められた選手の新規契約期限である7月31日までであれば、いつでも契約が可能、またすぐにプレーさせることもできる。
独立リーグ側は、ペナントレースを戦う上では、主力の外国人選手が抜けるのは痛いが、もともと「NPBへの選手の輩出」を主要な目的としているため、異論はない。
今では、BCリーグ、四国アイランドリーグplusには、NPB球団への入団を目指す外国人選手が数多くプレーしている。