田中将大、白星消えるも「手応え」 7回途中3失点で勝利に貢献「大きな進歩」

チームの勝利に安堵「チームが連勝してたので、僕が負けてからずっと」

 その後、2番手クリッパードが後続に打たれて同点となり、田中の6勝目も消滅。しかし、ヤンキースは8回に大ブレーク中のジャッジがメジャートップ22号決勝弾。5連敗中の田中は自身に白星こそつかなかったものの、5-3の勝利に貢献した。

「色々登板に向けてやっていく中で良い準備が出来たとは思います」
「チームが連勝してたので、僕が負けてからずっと。今日勝てたのは大きな進歩だと思います」

 チームの連勝を「6」に伸ばし、安堵の笑みを浮かべた田中。ジラルディ監督が、7回1/3を5安打1失点で自己新13奪三振と好投しながら敗戦投手となった5月26日(同27日)のアスレチックス戦より良い投球だったと評価していたことを伝え聞くと、「僕も今日のほうが自分の中でいろんな手応えとしては今日のほうがあります」とうなずいた。

 田中は89球を投げてストライクは62球。防御率は6.07。まだ本来の田中の成績からは程遠いが、“復調”に向けて1歩ずつ着実に前進している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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