ダルビッシュが誇る驚異のデータ 登板中に打線が3得点以上で通算44勝4敗
「我々をワールドシリーズに導きたいと彼は考えている」
また、記事では2日(同3日)の対戦でコレアに3ランを浴び、5回3失点で負け投手になっていたダルビッシュが、今回の登板に向けてアストロズをしっかりと研究していたという事実も紹介。ブロケイル投手コーチは、「彼は自分自身に非常に腹を立てていた」と2日の登板後の様子を明かしつつ、「彼は優れた投球を求めている。ファンやメディアにどのように受け取られるか分からないが、我々をワールドシリーズに導きたいと彼は考えている。マウンド上の彼はブルドッグだ。しかし、彼は時折張り切りすぎることがある。(終盤まで投げる)チャンスを損なうことがあるんだ」 と話したという。
先発投手は、試合前に捕手と試合の組み立てなどについて話し合うが、女房役のチリノスは「僕らが集まった時、彼はすでに自分自身の宿題を終わらせていた。そして、何か特別なことをしようというプランを考えたんだ」 と言及。同紙は「早いカウントでストライクを取り、ヒューストンを攻撃していた」と、ダルビッシュの前回対戦との違いを指摘した。ブルケイル投手コーチが「彼は以前よりもアグレッシブだった。このチームと対戦するときは、彼はこうするべきなんだ。好戦的な球をたくさん投げていたよ」と評価していたことも伝えている。
ア・リーグ西地区でアストロズに独走を許しているレンジャーズだが、ワイルドカード圏内とは1.5ゲーム差。逆襲のためには、エース右腕の安定した投球が必要不可欠だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count