田中将大、6連敗&3被弾&“珍記録” 指揮官は嘆き「本当に優秀だったが…」
嘆き節も信頼示す指揮官「彼の3年間の仕事を私は見てきている」
その一方、女房役のオースティン・ロマイン捕手は田中の二面性を指摘。記事によると、試合後に「相手はこの試合で初球攻撃を仕掛けてきた。そこで、ホームランを打たれたけれど、3者連続三振に仕留めた。良い面と悪い面があった。奇妙だけれど、やり続けなければいけない」と振り返っている。
初回に先頭打者ジョイスに初球をライトスタンドに運ばれたが、その後は3連続三振。初回をわずか12球で切り抜けながら、田中はその後も“被弾癖”に苦しめられた。
昨年までは試合中の修正力の高さを指揮官から絶賛されてきたが、過去7試合先発では0勝6敗。33回1/3で、防御率8.92、15被本塁打とスランプに陥っていることも、記事では指摘している。
「彼がこれを乗り越えて、かつての安定性を取り戻すことを願うしかない。出だしは最高と言えなかった。そこから落ち着きを取り戻したかのように見えたが、それができなかった」
「これが野球の一部だ。少しばかり調子の悪い選手はどんな時でもチームにいるものだ。私は彼を信じている。彼の3年間の仕事を私は見てきている。我々は彼の準備を進めさせて、投げさせるだけだ」
ジラルディ監督は嘆きの声を上げながらも、乱調の田中に対する信頼を改めて示した。エースとして、この言葉に応えることができるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count