“エースの風格”漂うソフトB東浜、前回完封劇とは異なる感覚で「自信に」

巨人戦での黒星が刺激、「同じ失敗はできないなと思っていた」

 順調に白星を積み重ねてきたが、6月13日の巨人戦で7回途中5失点。久々の黒星を喫した。「ずるずるいきたくなかった。同じ失敗はできないなと思っていた」ところでの、交流戦明けを含む中9日の登板。東浜は「気持ちもリセットして自分を見つめ直せた。いいタイミングで間が空いた」と振り返る。

 東浜にとっては2度目の完封勝利だが、前回とはまったく違った感覚があるという。

「前回は『いけいけどんどん』でいってたまたま完封できたが、今回は拓也と話し合いながら(ゼロを)積み重ねていっての完封。ボクの中では全然違いますね。実際に今日は腕が振れていなかった。その中で抑えられたのは自信になりました」

 これで7勝目。今シーズン、先発の柱に成長した右腕の言葉の端々に“エースの風格”が漂い始めている。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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