ホークス内川、ベースに当たる決勝打に「あのベースを抱きしめて眠りたい」
「嘘をつきたくはないが、嘘をついてでも(試合に)出たい」
「久しぶりの試合の空気感だったり、守る位置からの角度とかに最初は違和感があったが、(この3試合で)段々と慣れてきている。それをいい方向につなげていければなと思う。ただ、戻ってきて3試合勝てたことはホッとしている。戻ってきて勝てないでは、戻ってきた立場からすると気を遣うので、チームに勝ちがついていることが一番うれしく思っている」
もちろん、痛めた箇所の状態は万全ではないだろう。それでも内川は「ボクの気持ちの中で『無理』とは言いたくない」という。
「(首脳陣に)正直に話さないといけないというのはわかっている。嘘をつきたくはないが、嘘をついてでも(試合に)出たいというのが選手としての本音」
30日は仙台への移動試合。工藤監督は「明日(30日)の体調を見て判断する」と語っているが、内川が“嘘をつかなくていい”万全の状態で4番に名を連ねていることを願いたい。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)