上原浩治、救援ではメジャー初3四球で1失点「あれをボールと言われるのは…」

敵地でのレッズ戦に登板したカブス・上原浩治【写真:Getty Images】
敵地でのレッズ戦に登板したカブス・上原浩治【写真:Getty Images】

先頭ハミルトンへの四球が響く「悔んでも悔みきれない…」

 カブスの上原浩治投手は1日、敵地でのレッズ戦の7回に4番手で登板し、1回1安打3四球1失点だった。敬遠も含まれているものの、3四球は救援登板では自身メジャー初。先頭の俊足ハミルトンに対しては、追い込んでから外角低めへのコントロールされた直球がボールと判定される場面もあり、苦しい投球となった。カブスは3-5で敗れ2連敗となった。

 1点ビハインドの場面で登板した上原は、ハミルトンをカウント2-2と追い込む。続く5球目。87マイル(約140キロ)の直球は完璧に外角低めにコントロールされ、ハミルトンも手が出なかった。しかし、判定はボール。上原は悔しそうにその場でジャンプした。

 三振を取れず、ファウルで粘られると、最後は9球目が外れて四球。ジェネットはセンター前ヒットで無死一、三塁とされ、ボットを迎えたところで名将マドン監督がマウンドへ向かうと、一塁が空いていない場面で投げずに敬遠。満塁からデュバルの遊ゴロ併殺打の間に1点を失った。その後、スアレスには3つ目の四球を与えたもののの、後続は断った。

 3四球は、2009年4月13日のレンジャーズ戦(4四球)以来2度目。当時は先発だったため、救援としてはメジャー初となった。先頭ハミルトンを三振に仕留めていれば…、と思わせる展開。上原は試合後、どの場面かは明かさなかったものの、ツイッターで「あれをボールと言われるのは……(泣) 悔んでも悔みきれない…」と呟いた。

 カブスはそのまま3-5で敗戦。21球を投げてストライクは12球。防御率3.00となった。

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