4回持たず降板、前田健太に地元紙厳しい論調、後半戦先発は「不透明」
4回途中5失点で今季最短降板、地元メディア「お粗末な先発」
2日(日本時間3日)の敵地パドレス戦で4回途中5失点で4敗目(6勝)を喫したドジャースの前田健太投手。6月は好投を見せていたが、7月最初の試合となったこの日は初回から失点を重ね、今季最短の降板となった。先発ローテを維持できるかどうかの瀬戸際で期待に応えられなかった右腕について、地元メディアは「ドジャースはケンタ・マエダのお粗末な先発を乗り越えられず」と厳しい論調で伝えている。地元紙「LAデイリー・ニューズ」電子版が伝えている。
前田はこの日の初回にマーゴットに先制ソロを被弾すると、2回にも2四死球と3本のヒットを浴びて3失点。3回はゼロで抑えたものの、4回2死二塁からピレラにタイムリーを浴びたところで降板を告げられた。ドジャースはその後、3点を返したものの、3-5で敗れ、連勝は3でストップ。前田は3回2/3で8安打5失点で4敗目を喫し、防御率は4.56となった。
ドジャースのロバーツ監督は試合後、地元メディアに「今日、ケンタにはキレがなかった」と振り返っていたが、地元紙も右腕の投球を厳しい論調で伝えた。前回のエンゼルス戦で7回無失点と好投していたがこの日は一転、不安定な投球となり、「LAデイリー・ニューズ」は「敗北はマエダにとってまさに運命の急速反転だった。マエダは前回登板のエンゼルス戦で7イニング完封のピッチングを見せ、6月は5登板(3先発)で防御率1.71、被打率は.162だった。そのバージョンのマエダはペトコパークで全く姿を見せなかった」とレポート。オールスター前までに先発登板するかは「疑わしい」とし、後半戦についても「彼の役割がどうなるのかも不透明だ」と伝えた。
ドジャースは現在、ナ・リーグ西地区で首位を独走しており、先発ローテの争いも激化している。今季2度の救援を経験している右腕は先発ローテに踏みとどまれるか。前田にとって正念場が続いている。
(Full-Count編集部)