4回は2球連続→延長10回にも…天文学的な確率!? 同一ファンが3球ファウル捕球
米メディアも「不可能」と驚き、「これ以上の日を球場で過ごしたことはなかっただろう」
2日(日本時間3日)にオークランド・コロシアムで行われたアスレチックス-ブレーブスの一戦で、同じファンがファウルボールを3度もキャッチするという奇跡的な出来事があった。しかも、最初の2つは2球連続。天文学的な確率に米メディアが「不可能」と驚きをもって伝え、話題となっている。
奇跡の“2球連続キャッチ”は4回に飛び出した。ブレーブスの2点リードで迎えた4回。1死走者なしで、アスレチックスの左腕マネイアの直球を右打席に入っていたブレーブスのスイッチヒッター、サンタナが打ちにいった。しかし、打球は一塁ファウル席へと飛び込むファウルに。すると、スタンドから歓声が沸き起こった。
2階席で跳ね返り、1階席へ落下しそうになっていたボールをファンがギリギリでキャッチしていた。そして、同じファンは続く1球でさらに大きな歓声を浴びることに。続くボールも同じようなファウルとなると、今度は左手にはめたグラブでダイレクトでキャッチしたのだ。右手には、まだ1つ目のファウルボールが握られていた。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「ラッキーなアスレチックスファンが同じ打席でファールボールを連続捕球、そして試合後半で3球目を捕球」と特集。なんと、このファンは延長10回にもファウルを捕ったという。
記事では「試合中にスタンドでファールボールを捕球するのは素晴らしいことだ。2つ捕球するのは、ほとんど前例のないことだ。2球連続でのキャッチはどうだろうか。不可能ですよね?」として「必ずしもそうではない」と続けている。
この試合で、まさに「不可能」なはずの2球連続ファウルキャッチが実現。「1球目のファールボールは手すりに当たって跳ね返り素晴らしい守備を見せた。2つ目は、1球目のファールボールを持ちながら捕球した。10回には3つ目のファウルボールを捕球した」と詳細を伝え「彼はこれ以上の日を球場で過ごしたことはなかっただろう」と締めくくっている。
お宝を一気に3つも家に持ち帰ることになったファン。素晴らしい一日となったことは間違いない。