7回1失点快投の田中将大は復調したのか…ジラルディ監督「私はそう思う」
女房役サンチェスも賛同「最近数試合での先発は本当に本当にいい」
3日(日本時間4日)、本拠地でのブルージェイズ戦で7勝目(7敗)を挙げたヤンキース田中将大投手。7回5安打1失点8奪三振1四球の快投を披露し、3試合連続のクオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)でチームを勝利に導いた。一時の大スランプから抜け出したエース右腕について、ジラルディ監督は「球そのものが素晴らしいし、彼の状態に自信を深めた」と絶賛した。
最近2試合に続き、この日もスライダー、スプリットを要所で効果的に使えた田中は、ブルージェイズ打線を圧倒。6回まで走者を出しながらも得点を許さず。2-0で迎えた7回は1死三塁から1点を失ったが、後続を打ち取ってリードを守ったまま、110球の熱投でマウンドを下りた。
試合後、ジラルディ監督は「4つの球種全てがよかった。(不調の時との)違いは4球種全てを使っていること。すべて状態がいいし、効果的だ」と手放しで褒めた。ダルビッシュと投手戦を演じた6月23日(同24日)のレンジャーズ戦から結果を残している右腕について、地元メディアから「復調したとしていいか?」と聞かれた監督は「私はそう思う」と言い切った。
ジラルディ監督に賛同するのは、女房役を務めた正捕手サンチェスだ。球団公式サイトによると「最近数試合での先発は本当に本当にいい」と通訳を介して話し、特に「スプリットがとてもいいし、スライダーも素晴らしい。カーブもだ。こういった球種全てが生きている時、投手は素晴らしい成績を残す」と絶賛したそうだ。
今季は思い通りの投球ができずに、チームを勝利に導けなかった田中だが、この日の勝利で7勝7敗と5分に戻した。予定通りならば、前半戦最終戦9日(日本時間10日)のブルワーズ戦で先発する。好調を続けて、白星で前半戦を締めくくりたい。
(Full-Count編集部)