NO1三塁手、一塁側から二塁へ驚愕送球 「守備範囲はただただクレイジー」
アレナドがまた驚愕プレー、「巧みな守備技術による彼の最新の偉業」
メジャーNO1三塁手の呼び声高いロッキーズのノーラン・アレナド内野手が、またしてもスーパープレーを見せた。
3日(日本時間4日)の本拠地レッズ戦。2点リードの5回1死一塁の場面で、レッズの先発左腕カスティーヨがバントを試みた。三塁手のアレナドが前に出てきている状況で、きっちりと一塁側に転がしたが、ここから衝撃のプレーが飛び出す。
アレナドは猛チャージすると、投手と捕手の間をダッシュで通過。一塁側に転がったボールをつかみ取り、二塁へジャンピングスローした。体が流れているとは思えない、矢のような、正確な送球が二塁ベースカバーに入った遊撃ストーリーのグラブに収まる。一塁走者はアウト。打者走者はセーフでダブルプレーとはならなかったものの、スタジアムから感嘆のため息が漏れた。
MLB公式サイの動画コーナー「Cut4」も「守備の魔術師ノーラン・アレナドはバントではるばるマウンドの一塁側まで守備範囲とする」と、このプレーを紹介。「ノーラン・アレナドのなすことは全て、敵味方の両方を魅了する」と絶賛し、「巧みな守備技術による彼の最新の偉業が生まれた」と伝えた。
デビューから4年連続ゴールドグラブ賞に輝いている名手は、今季も膝つきでの一塁ダイレクト送球など数々の美技を披露。28日(日本時間29日)の敵地ジャイアンツ戦では、鋭い打球を何とかグラブで止め、回転しながら尻を地面についた状態で一塁へノーバウンドで送球するという離れ業を披露し、ファンから「非現実的」など驚きの声が上がっていた。
記事では、そのときのプレーについても「アレナドはいかにして試合で最も荘厳な才能の一人に達したのかを人々に示した」とあらためて振り返り、今回のバント処理については「でも見てくれ! ノーランが画面外から飛んでくるとボールを掴み、フォースアウトを狙って二塁へとストライク送球を投げたのだ。こんな守備範囲はただただクレイジーだ」と動画つきで伝えてる。
ロッキーズは5-3で勝利。アレナドは2打数1安打1打点1四球と、2年連続打点&本塁打王に輝いている打撃でも貢献した。プレーオフ進出を目指すチームを攻守両面で力強く牽引している。