今季初昇格の2年目ハム田中、2軍で守護神13セーブ「全力で打者と勝負」
1年目の本拠地登板は1試合「焦って投げる感じがなくなった」
日本ハムの田中豊樹投手が6日、本拠地での西武戦を前に今季初昇格。2年目右腕は「全力で打者と勝負する、向かっていくピッチングを1軍でもしたい」と意気込んだ。
今季は、イースタン・リーグでリーグ最多の29試合に登板して、3勝3敗、リーグ2位の13セーブ、防御率3.68の成績を残している。抑えを任されたことで精神的にタフになった。「最初はバタバタしていましたが、経験を積んで落ち着いてできるようになったので良かった」と自己分析する。
球速やボールの回転数は昨季と大きく変わっていないが、直球でファウルを取れる場面が増えた。「バッターの反応を見ると、差し込めている」と球質の変化を感じ取っている。
ルーキーイヤーの昨年、札幌ドームでは1試合だけ登板した。「あの時とは違って、焦って投げる感じがなくなった。しっかり足をついて投げている感じがあります」。本拠地で今季初登板のチャンスを待つ。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)