韓国人三塁手が「グレートプレー」 滑り込み捕球→一塁へノーバウンド送球
ジャイアンツ黄載均に称賛の声「彼はどんなプレーも簡単に見せる」
今季メジャーデビューを果たしたジャイアンツの韓国人三塁手、黄載均内野手が強肩ぶりを見せつけた。
5日(日本時間6日)の本拠地タイガース戦。5点リードの6回1死一塁の場面で、カステラノスが三塁線への痛烈なゴロを打った。すると、黄は難しいバウンドに合わせ、滑り込みながら捕球。衝撃的だったのは、ここからだ。
回転しながら立ち上がると、一塁へ送球。ノーステップで投げたボールは、レーザービームのようにダイレクトで一塁手ベルトのグラブに届いた。カステラノスはわずかに及ばずアウト。続くアップトンも倒れ、タイガースは得点することができなかった。
地元テレビの実況は「黄によるなんて捕球だ。彼は立ち上がり、アウトに仕留めた。ワオ!」と驚きを持って伝え、解説者も「彼はどんなプレーも簡単に見せてしまう」と称賛。MLB公式サイトも「嫌なバウンド、グレートプレー」とこのプレーを動画つきで紹介した。
圧倒的な身体能力を誇る内野手が揃っているメジャーで、アジア出身の選手は守備で苦戦することが多い。しかし、オフにマイナー契約でジャイアンツに加入し、6月下旬にメジャー契約をつかみ取ったばかりの韓国人内野手は、遜色ないプレーを披露。これがまだ5試合目の先発だが、打率.278、1本塁打、3打点をマーク。この日は5番を任されるなど打撃でも能力の高さを見せており、今後の活躍にも注目が集まる。
ジャイアンツはこの試合、5-4で逃げ切りに成功。黄の好プレーも大きかった。