「Color Me Rad」と楽天イーグルスがコラボで描くファン層の掛け算
若い男女が中心となる「Color Me Rad」のファン層を取り入れたいイーグルス
とんとん拍子で話が進んでいったように見えるが、お互いがコラボイベントをすることで期待する相乗効果とは一体何だろうか?
イーグルスにとっては、若い男女が中心となる「Color Me Rad」のファン層は取り入れたいファン層のうちの一つである。これまで野球観戦に訪れたことのない若い男女にとっては、スタジアムに足を運ぶきっかけになることは間違いない。コラボイベントが開催される7月8日は試合開催日でもあるが、イーグルスと「Color Me Rad」の2種類の販売チャネルを設けることで、決して「Color Me Rad」だけに参加したいという方を強要はしない。
それでも、イベント後に野球観戦に行ってみようかなと考える「Color Me Rad」参加者たちには、そのままKoboパーク宮城で1日中遊びつくしてもらうオプションも提供する。参加者全員にはKoboパーク宮城のレフト側後方の観覧車やメリーゴーラウンドなどの施設がある「スマイルグリコパーク入園券」も付け、そして希望者にはレフトスタンド寄りに設置されたバイバーシート付きのチケットの販売も行う。「Color Me Rad」参加者が、イベント終了後にすぐさま帰宅するのではなく、余韻に浸って野球観戦を楽しむ場を提供する。
一方、「Color Me Rad」としては、楽天イーグルスと共に取り組みを行うことで何が生まれるのか。前出の佐竹氏に伺ってみた。
「地元のファミリー層に愛され、地域の方々のハブとなるスポーツチーム・楽天イーグルスさんとコラボさせていただくことで、若者層がスタジアムに足を運ぶきっかけ作りと共に、球団ファンのファミリー層に『Color Me Rad』を体感いただける機会になったらうれしいです」