外国出身選手で歴代最多安打のイチロー、各国のメジャー通算安打数1位は
アメリカの隣国カナダ、メキシコは…
○カナダ
L・ウォーカー 2160
J・モーノー 1603
J・ボット 1504※(レッズ)
G・ウッド 1467
J・ヘス 1447
アメリカ以外では、MLB球団の本拠地がある唯一の国だが、それほど実績のある選手は出ていない。現役のジョーイ・ボットは、選球眼が抜群によく、貢献度の高い一塁手として知られる。
○メキシコ
V・カスティーヤ 1884
J・オータ 1619
A・ロドリゲス 1570
B・アビラ 1296
M・アルマダ 706
メキシコにはアメリカに次ぐプロリーグがあったため、隣国にもかかわらず実績を残した選手は少ない。現在メキシカンリーグはMLB傘下で3Aの扱いとなっている。
○韓国
秋信守 1276※(レンジャーズ)
崔煕渉 220
姜正浩 202※(パイレーツ)
金賢洙 119※(オリオールズ)
朴賛浩 77
韓国も日本同様、自国のトップリーグ(KBO)で活躍したのちにMLBに移籍するケースが多いため、通算安打数は少ない。秋信守は、KBOを経由せず、MLB傘下のマイナーチームから這い上がった。
こうしてみると、イチローに次ぐ日本人打者が育っていないことが痛感される。MLBで通用する野手は今後、現れるだろうか。ヤンキース傘下でプレーする22歳の加藤豪将などの活躍にも期待したい。
(広尾晃 / Koh Hiroo)