日ハムがウインタースポーツ支援 18歳以下の子供を対象に“奨楽金”を創設
選ばれた団体には上限30万円をファイターズ基金から助成
日本ハムは9日、札幌ドームで「SNOW-ROOT SCHOLARSHIP(スノールートスカラシップ)~ゆきのね奨楽金~」の創設を発表した。
ウインスタースポーツを楽しむ子供たちを増やし、地域活性化に貢献することを目的にしたもの。記者会見に出席した球団の稲葉篤紀スポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO)は「札幌は冬季オリンピックを招致していますし、オリンピックを目指す子供たちが増え、オリンピアンが生まれてくれたら」と思いを語った。自身も最近スキーを始めたことを明かし「息子と一緒にうまくなりたいですね。ジャンプは今からでは厳しいですが、冬のスポーツは一通りやってみたい」と笑顔を見せた。
会見に同席した長野五輪スピードスケート500メートル金メダリストの清水宏保さんは「子供たちが運動する機会が少なくなっていますが、冬という環境をもっと生かしてほしい」と賛同。全日本女子スキージャンプコーチの山田いずみさんも「冬の間運動不足になる子供たちがスポーツするきっかけになれば」と歓迎した。
対象になるのは、北海道に拠点を置くウインタースポーツの競技・活動団体が行う18歳以下の子供たちを対象にした活動。8月31日まで申請を受け付け、書類選考を経て選ばれた団体には上限30万円を“奨楽金”(総額200万円まで)としてファイターズ基金から助成する。問い合わせは球団(011-857-3939)まで。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)