「あれから10年」―イチロー、ランニング弾の地に“凱旋”で米メディアも注目
「10周年に近い日に彼をサンフランシスコに再訪させると、誰が予想しただろう」
また、試合後にレストランの予約をしていたため、交代後に球場を出ようとしていたことや、MVPならば予定を変更しなければいけないと考えていたことなど、当時も話題となったエピソードを改めて披露。その上で「でも、今振り返って、それが解決して自分がMVPをもらうことができたのは良かったと思っています」と胸の内を明かしている。
まさにイチローの伝説の1ページに刻まれている球宴史上唯一のランニングホームラン。その記憶は米国のメディア、そしてファンの中にも鮮明に残っており、オールスターが近づくと、毎年のように名場面の1つとして取り上げられている。昨年は日米通算安打数でピート・ローズを超えて“世界記録”を樹立し、メジャー史上30人目の通算3000安打も達成。数々のハイライトを作ってきた“メジャー最年長プレーヤー”の偉業の1つだ。
記事でも「リーグのスケジュールが、(ランニングホームランから)10周年に近い日に彼をサンフランシスコに再訪させると、イチローのみならず、誰が予想しただろう」と、今回の“偶然”を強調している。
8日(同9日)の試合では、1点リードの9回に代打で登場して犠打を決め、追加点をもたらした背番号51。チームの勝利に大きく貢献する仕事となった。“伝説の地”での3連戦最終戦でも、そのプレーに大きな注目が集まる。
(Full-Count編集部)