“若手球宴”でMVP、22歳右腕の変化球が話題 「えげつない」「無茶苦茶な球」
フューチャーズ・ゲーム」でMVPのハニーウェル、ファン興奮「彼を昇格させるんだ」
米マイナーリーグの有望選手で構成される「オールスター・フューチャーズ・ゲーム」が9日(日本時間10日)にマイアミのマーリンズ・パーク行われ、レイズ傘下の有望株ブレント・ハニーウェル投手がMVPに輝いた。米国人選手で構成された「USフューチャーズ」の先発としてマウンドに上がり、米国外選手で編成された「ワールド・フューチャーズ」相手に2回1安打4奪三振無失点と快投。7-6での勝利に貢献した。
試合後には、ハニーウェルの鮮烈な投球が話題となった。MLB公式サイトの公式ツイッターでは「レイズ有望株のブレント・ハニーウェルはえげつない球を持っている」と一文を添え、三振のダイジェスト動画を紹介。切れ味鋭い変化球は、まさに一級品だ。
初回1死走者なしの場面では、急激にブレーキがかかる78マイル(約126キロ)のカーブでベルドゥーゴを見逃し三振。さらに、続くロサリオは内角低めに“落下”する84マイル(約135キロ)のチェンジアップで空振り三振に仕留めた。2回は先頭打者にヒットを許し、暴投で1死二塁とされるも、ヒメネスを真ん中低めへの83マイル(約134キロ)のチェンジアップで空振り三振。そして、最後はメジャー通算打率.318、449本塁打を放ったブラディミール・ゲレーロの息子、ブラディミール・ゲレーロ・ジュニアを外角への伸びのある95マイル(約153キロ)の直球で空振り三振に斬って取った。
ハニーウェルは2014年のドラフト2巡目(全体72番目)でレイズに加入した22歳。4年目の今季初めて3Aに昇格し、15試合に先発して8勝7敗、防御率4.54ながら、79回1/3で99個の三振を奪っている。
ツイッターにはファンから驚きの声が次々と寄せられた。
「無茶苦茶な球だ」
「もし普段も彼がこのような球を投げているとしたら、見るのが本当に楽しみになるね」
「最初のカーブボールは素晴らしいね」
「彼を昇格させるんだ」
「彼のスクリューボールは素晴らしいね」
今季中のメジャー昇格となる可能性も十分。将来のスター候補として、ハニーウェルの名前を覚えておいたほうがよさそうだ。