ソフトB工藤監督、楽天との首位攻防2連戦へ「負けたくない」「120%勝ちたい」
チーム状態は「万全じゃない」も…則本&岸撃破へ「叩いておくことが大事」
ソフトバンクの工藤公康監督は、前半戦最後のカードとなる首位・楽天との直接対決(11、12日)に向けて、慎重な姿勢を崩さなかった。
10日、札幌から帰福し、投手練習が行われたヤフオクドームに姿を見せた指揮官は首位攻防戦について「負けたくないという気持ちは正直ある。120%勝ちたい」という一方で「まだチームとしては万全じゃない。ガチというわけではない」と話した。
千賀や武田は復帰したものの、本調子ではなく、和田は左肘の手術明けでリハビリ中。頚椎捻挫を負った内川の状態も万全ではなく、状態を見ながらの起用が続いている。8日、9日の日本ハム戦(札幌D)では今宮が疲労性の腰痛と発熱で欠場と、チーム状態が100%ではないのは確かだ。
「チーム全体は万全ではない。その中でもしっかり戦わないといけない。ファンの人も楽しみにしていると思うから」という指揮官。楽天はエース則本、そして岸の二枚看板をぶつけてくる予定で「後半のことを考えても、エース2人を叩いておくことが大事」という。
勝負所は、まだまだ先と見据える一方で、後半戦に向けての収穫を得ておきたいソフトバンク。石川、松本という若き右腕2人を先発マウンドに送る工藤監督は、思い描く結果を掴み取ることはできるだろうか。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)