捕手の頭上飛び越え“超曲芸生還”に改めて脚光 米メディアが「名場面」に選出
コグランがモリーナの頭上飛び越え生還、米誌選出の「最高の瞬間」に
メジャーリーグは前半戦が終了。11日(日本時間12日)には、マイアミのマーリンズ・パークでオールスター戦が開催される。前日に行われたホームラン競争では、ヤンキースの“超新人”アーロン・ジャッジが圧勝。桁違いのパワーを改めて見せつけた。
今季MLBトップの30本塁打を放ち、打率はア・リーグ3位の.329、打点は同2位の66と圧巻の成績を残すジャッジの特大弾をはじめ、今年もすでにいくつもの名場面が誕生した。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」では、前半戦の「最高の瞬間」を選出する特集記事を掲載。本塁突入で名捕手の頭上を飛び越え、回転して生還したブルージェイズ外野手の“超曲芸走塁”も選ばれた。
同誌が選出したのは、以下の7つだ。
◯マディソン・バムガーナー投手の開幕戦2本塁打
◯クリス・コグラン外野手のヤディアー・モリーナ捕手飛び越え生還
◯エディソン・ボルケス投手のノーヒットノーラン
◯アルバート・プホルスの通算600号本塁打
◯スクーター・ジェネットの1試合4本塁打
◯アーロン・ジャッジの495フィート(約151メートル)本塁打
◯ノーラン・アレナドのサヨナラ本塁打でのサイクル達成
プホルスの歴史的な一発、アレナドの劇的本塁打などが入る中、コグランのアクロバティックなプレーが異彩を放っている。
4月25日の敵地カージナルス戦、2-2で迎えた7回1死一塁でブルージェイズのケビン・ピラーがライトオーバーの二塁打を放つと、フェンスに直撃したボールは大きく跳ね返った。右翼手ピスコッティが懸命に追いかけるのを見て、一塁走者のコグランが一気に本塁を狙う。しかし、ピスコッティが打球に追いつき、本塁に送球。タイミングは完全にアウトだった。すると、コグランは捕球したモリーナの頭上をダイビングで飛び越え、前方に回転しながら頭から生還した。メジャーNO1捕手のモリーナも呆然とする“スーパープレー”だった。
映画「メジャーリーグ2」の一場面を再現するかのような走塁は大きな話題に。米メディアも大きく取り上げていた。後半戦も、メジャーならではのスーパープレーが生まれることに期待したいところだ。
(Full-Count編集部)