数字で見るMLB球宴 ア・リーグ5連勝で通算勝敗&得点は全くの五分に
最近30回は23勝6敗1分でア・リーグが圧勝、先制点で59.1%勝利
11日(日本時間12日)にマイアミで開催された第88回オールスター戦(マーリンズパーク)。史上12度目の延長戦に突入したが、10回表にア・リーグのカノ(マリナーズ)が右翼席に決勝ソロを叩き込み、ア・リーグが2-1で勝利を飾った。この日の結果を受けて、両リーグを巡る興味深い数字が並んだ。
まず、第88回を終えての両リーグ通算対戦成績だが、実は43勝43敗2分で完全の五分五分となった。1988年以降の最近30年を振り返ると、ア・リーグが23勝6敗1分と圧倒的な強さを見せるが、かつてはナ・リーグが優勢を誇っていた時代もあったことが分かるだろう。
さらに、この日のスコアが2-1だったことで、両リーグは通算「361得点」でタイとなった。88回のオールスター戦のうち49試合が2点差以内の僅差で決着がついており、特に最近15戦では10戦のスコアが2点差以内。両軍のスコア合計が10点以内となる試合が、今年も含めて12年連続で発生している。また、過去87回の球宴では、先制点を挙げたチームが51度勝利を飾っていたが、この日も先に得点したのはア・リーグで、先制点を挙げたチームが勝利する確率は59.1パーセントに上昇した。
ア・リーグは29選手を起用したが、アーチャー(レイズ)、マッカラーズ(アストロズ)、セベリーノ(ヤンキース)が出番なし。ナ・リーグは28選手がプレーし、ネベル(ブルワーズ)、ラメーヒュー(ロッキーズ)、レイ(ダイヤモンドバックス)、ストラスバーグ(ナショナルズ)が出場機会に恵まれなかった。
来年はナ・リーグが意地を見せて6年ぶりの勝利を飾るのか。あるいは、ア・リーグが6連勝で突き放しに掛かるのか。全く互角の成績となったことで、次回の球宴はさらに面白みを増すことになりそうだ。
(Full-Count編集部)