「ツケは必ず回ってくる」 楽天首位ターンも梨田監督が募らせる危機感
楽天Vへ最大の障壁は過密日程―カギ握る「夏」の戦い
50勝24敗1分けの貯金26。楽天が2位のソフトバンクに1.5ゲーム差をパ・リーグ首位で前半戦を折り返した。開幕直後から首位に立つと、順調に白星を積み重ねていった。7月7日に一旦、ソフトバンクに頂点を明け渡したが、わずか2日で再奪首に成功。前半戦最後のカードとなった11日からの直接対決でも2連勝を飾り、ソフトバンクに1.5ゲーム差をつける最高の形で前半戦を終えた。
「ギリギリのところでやりながら、大変なところで選手が頑張ってくれた。日程に恵まれたとも思う。アクシデントもありながら、日程に助けられた。でも、そのツケは必ず回ってくる。夏にね」
前半戦をこう総括した梨田昌孝監督は、後半戦のハードな日程を危惧している。ソフトバンクの83試合に対して、楽天は8試合少ない75試合。この試合消化数の違いが後半戦、楽天のリーグ制覇に向けて、最大の障壁となりそうだ。