4年ぶりVへ首位ターン 楽天“前半戦MVP”は戦力外経験の苦労人右腕

前半戦MVPを挙げるとしたら福山

 岸のアクシデントで開幕投手に抜擢された美馬も7勝。そしてその岸も遅れを取り戻すように7勝で前半戦を終えた。守護神の松井裕も崩れることなく27セーブ。目標の40セーブはもはや現実的な数字だ。先発と抑えがガッチリとチームの快走を支えた。

 前半戦のMVPを挙げるとしたら、上記の選手たちも捨てがたいが、あえて福山博之を推したい。勝利の方程式としてハーマン、松井裕の前を務め、開幕から36試合に登板し33回1/3を投げ防御率0.00という驚異的な成績を残している。戦力外も経験した苦労人が、欠かせないピースとして輝きを放っている。

 先発、中継ぎ、抑えが安定し、外国人選手を中心とした打撃陣も好調。快進撃を裏付ける、個々の働きが目立った。18日から始まる後半戦、酷暑の8月は月曜日以外すべてが試合という過酷日程が待つが、乗り越えた先に4年ぶりの栄冠が待っている。

【動画】防御率0.00!楽天タフネス右腕「サブ」こと福山の登板まとめ

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