プロで飛躍するために―オリ吉田正が見せるグラウンド外の取り組みとは?

プロ入りして重要性を痛感した睡眠、深い眠り意識し「夢も見なくなった」

「コンビニに行っても、スナック菓子などの油ものではなく、プロテインやスムージーなど、なるべく体にいいものを採るようにしています。今までは食べたい物を食べていましたが、プロで戦う上で、体は大事だとわかりました」

 本を読んだり、インターネットで調べるなど、勉強も怠らない。「今はネットがありますから調べやすいですね。『こういう考えがあるんだ』『自分の思っていることは正しいのかな』など、情報は常に自分から取りに行っています」。

 特にプロのシーズンを1年間経験して重要だと痛感したのは睡眠だ。遠征があるため、いつも同じ寝具を使用することはできない。試合前は緊張して寝られない時もあり、睡眠不足になり体が硬直してしまったこともあったという。移動時には蒸気が出るアイマスクを持ち歩き、仮眠でもリラックスできるように心がけている。

「寝具は硬いものを使用するようにしたら、寝返りを打ちやすくなりました。プロは寝る時が唯一、1人でゆっくりリラックスできる空間だと思います。睡眠の質を大事にするようにしたら、深く眠りにつけるようになり、目覚めもよくなりました。夢も見なくなりましたね」

吉田が見せる意外な一面、「匂いもリラックスにいいと聞いています」

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