プロで飛躍するために―オリ吉田正が見せるグラウンド外の取り組みとは?
吉田が見せる意外な一面、「匂いもリラックスにいいと聞いています」
その豪快なスイングの影響なのか、昨年オフに行われたトークショーでは男性ファンが8割を占めたという吉田だが、今興味があるのは「アロマテラピー」だと、意外な一面も見せる。「アロマを勉強したいですね。匂いもリラックスにいいと聞いています。この分野は疎いので、周りの人に聞きながら取り入れていきたいと思います」。いいと思ったことはすぐに取り入れる。向上心は人一倍強い。
「何でも試さないとわからないですよね。バッティングと同じです。やってみることは大切です。悪いと思っていても、やってみたらいいことかもしれない。いろいろなことを試したいですね」
ルーキーイヤーの昨シーズンは10本塁打を放ち、オフに参加した台湾ウィンターリーグでは、打率、安打、本塁打の3冠となり最優秀選手を獲得。それでも結果に満足はしていない。
「まだまだやれると思います。日々の感覚を大事に、研ぎ澄ませてやっていきたい。野球にもバッティングにも、自分の中にはまだ答えがない」
プロにおいて目標の一つは、1年間を通して試合に出場すること。そして、タイトル争いを挙げることだ。「タイトル争いをすれば、チームに貢献できるし、おのずと数字もついてくる。『こうなればこうなる』という積み重ねを、大切にしていきたいと思います」。
今年は負傷により出遅れてしまい、シーズンを通して活躍するその目標は来年以降に持ち越しとなった。だが、チームは前半戦38勝41敗1分けで4位につける。3位西武とは6ゲーム差あるが、まだまだ巻き返しは可能だ。吉田が後半戦でフルに活躍できれば、2014年以来3年ぶりのAクラス入りへの道も開けてくる。
若き大砲は負傷という逆境を乗り越え、飛躍することができるか??。その豪快なスイングに多くのファンが期待を寄せている。