ソフトB、後半戦連勝スタート “伏兵”高田が一発含む2打点、バンデン11K
高田は2安打2打点の活躍、バンデンハークは8勝目
ソフトバンクが後半戦最初のカードで勝ち越しを決めた。18日の西武戦(ヤフオクD)。腰痛を抱える今宮の代役として「2番・遊撃」で出場している高田が今季初本塁打を含む、2安打2打点と活躍すれば、先発のバンデンハークは6回1失点、11個の三振を奪う好投。17日からスタートした「鷹の祭典2017」も連勝スタートとなった。
伏兵のバットが勝利を呼び込んだ。まず4回だ。先頭で打席に入った高田が、西武先発の野上のスライダーを捉え、右翼スタンドへ。今季初アーチは先制のソロとなった。さらに、この回2死三塁から中村晃が「あの打席はタイミングも合っていなくて、三振すると思っていた。開き直っていった結果、いいヒットになった」という左翼線への適時二塁打を放って1点を追加した。5回2死二塁でも高田が右翼線への適時二塁打を放って1点を加えた。
バンデンハークは立ち上がりから、三振の山を築いた。5回まで西武打線を無安打に抑え、早々と2桁奪三振に到達。6回2死から秋山にこの日最初の安打となるソロを浴びたが、失点はこれだけ。球数が104球となり、6回で降板となったが、8勝目をマークした。7回以降は森、岩嵜、サファテの勝利の方程式で、3-1で逃げ切った。
西武はこの日、4番にメヒアを置き、5番中村、6番山川と、打線を組み替えたが、そのメヒアが3打席連続空振り三振に倒れ、8回2死満塁の絶好機での第4打席では中飛と機能せず。6回2死から秋山が放った17号ソロで1点を返すのが、やっとだった。先発の野上は6回まで3失点と役割を果たしたが、前夜の十亀と同様に、打線の援護に恵まれなかった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)