MLBで続々トレード成立 地元紙記者が予想、ダルビッシュ移籍はないのか?
「ダルビッシュはレンジャーズ6季目にして4度目のプレーオフを戦うだろう」
グラント記者は、トミー・ジョン手術から復帰2年目を迎えているダルビッシュについて、記事の中で「すでに今、完全に健康だと思う」と断言。一方で、「最大の問題は何回かの先発で見られたピッチング効率ではないか。数回の短い先発を生んでしまった。それから、年イチの悪い登板を1回して防御率を4.50に引き上げてしまった」としている。
ダルビッシュは4日(日本時間5日)のレッドソックス戦で5回途中7失点と炎上。5月21日時点で2.83だった防御率は、この10試合で3.45まで悪化している。ただ、打者有利の「ヒッターズパーク」が本拠地であることは考えれば、悪い数字ではない。
トレード期限まで約2週間。同記者は「結局は(ダルビッシュを)手放さず、リリーバーを加入させるかもしれないと私は考えている。なぜならワイルドカード競争から離れていないからだ」とした上で、レイズとレンジャーズが最終的にプレーオフ進出に滑り込むと予想している。
「だから、レンジャーズはダルビッシュ売却はせず、チームを強化しようとするだろう。そして1年の終わりには、ダルビッシュと(契約延長交渉が)合意に達していないとしても(彼がFAに近づくほど実現が難しそうに思えるが)彼のレンジャーズ6季目にして4度目のプレーオフを戦うだろう。そして、それこそが彼らの望むことなのだ」
記事の中で、グラント記者はこのように結論づけている。今季はレンジャーズで悲願のワールドシリーズ初制覇へ向けて力を尽くすことになるのか。それとも、“大逆転”での移籍が2週間以内に成立することになるのか。ダルビッシュから目が離せないことは確かだ。
(Full-Count編集部)