【田澤純一コラム第4回】スランプの前半戦分析、支えとなった「成長のための試練」の言葉

マーリンズ・田澤純一【写真:Getty Images】
マーリンズ・田澤純一【写真:Getty Images】

7月好投続く田澤、「DLに入った時間は、自分を見つめ直すいい機会だった」

 今季前半戦は思ったようなピッチングができなかったマーリンズ田澤純一投手。5月15日のアストロズ戦で今季初黒星を喫した後、同17日には肋軟骨の炎症で10日間の故障者リスト(DL)入りし、6月22日に復帰するまで約1か月余り戦列を離れた。

 前半戦のパフォーマンスについて「悔しい」と率直な気持ちを隠さない右腕だが、球宴後は14日、15日ドジャース戦で2連投し、いずれも1イニングを無失点に抑える好救援。17日のフィリーズ戦でも1回無失点の好投で今季2ホールド目を挙げた。7月を見ると、登板した8試合はすべて無失点。球速も94マイル(約151キロ)を計時するなど、徐々に本来の投球を取り戻しつつある背番号25が、第3回連載コラムで今の率直な心境をリポートしてくれた。

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 マーリンズの田澤純一です。皆さん、長らくご無沙汰してしまいました。前半戦は、チームに貢献する投球ができなかったり、DL入りしたり、悔しい日々を過ごす中で、なかなか思いを言葉にまとめることが出来ませんでした。ようやく考えがまとまってきたので、今の率直な気持ちをお伝えしようと思います。

 前半は、23試合に投げて防御率5.87という数字が示す通り、苦しい内容の投球でチームに迷惑を掛けてしまいました。個人的には悔しい思いと不甲斐ない思いで一杯でしたが、DLに入った時間は、自分を見つめ直すいい機会だったのかなと思います。

 今ある現状から目を背けずにしっかり見つめて、DLからどうやってメジャーに復帰するか、メジャーに復帰したらどうやって打者を抑えるか。そういうことを考えながら毎日を過ごしました。

励みになった松坂の一言「成長するための試練だと思って頑張るべきだ」

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