ヤクルト泥沼、球団史上3度目の14連敗…打線は最後の1打が出ずに惨敗
阪神は新外国人ロジャースが2打席連続弾で存在感アピール
ヤクルトは21日、本拠地での阪神戦に11-1で敗れ、球団史上3度目の14連敗を喫した。新外国人投手ブキャナンを擁して連敗阻止に乗り出したが、6回を投げて3被弾を含む9安打7失点。9回に1点こそ返したが11-1と惨敗し、ベンチ内の真中監督の表情は最後まで冴えなかった。
長いトンネルから抜け出せない。ヤクルトがまたもや連敗阻止に失敗した。先発ブキャナンは、2回に福留に8号先制ソロを許すと、4回には阪神の新外国人ロジャースに来日1号となる2ランを浴びた。さらに6回にはロジャースに2打席連続弾となる2ランを運ばれ、坂本の2点二塁打で4失点。試合のペースを掴まれた。
打線も阪神の先発秋山に手こずらされた。初回に右前打で出塁した山田を送り、1死二塁としたところで坂口がセンター前に弾き返したが、山田が走塁死し、先制のチャンスを逃した。2回と4回に2死一、三塁の絶好機を作るが、いずれも最後の1打に欠き、得点に繋がらなかった。9回にこそ中村のタイムリーで1点を返して意地を見せたが、白星は遠かった。
ヤクルトは、これで1970年に16連敗して以来となる球団史上3度目の14連敗となってしまった。
一方の阪神は、マウンド上で好投する秋山を、打線が援護する理想的な展開。ベテラン福留が先制ソロを放てば、新外国人ロジャースが来日初を含む2打席連続弾の活躍で、チームの連敗を2で止めた。
(Full-Count編集部)