7月21日は「マニー記念日」! 伝説のカットプレーを米メディアが特集

レッドソックス時代のマニー・ラミレス【写真:Getty Images】
レッドソックス時代のマニー・ラミレス【写真:Getty Images】

中堅デーモンの内野返球をなぜか必死で横っ飛びキャッチ

 メジャー通算555本塁打を誇る四国IL・高知ファイティングドッグスのマニー・ラミレス外野手は、メジャー時代からその強打のみならず、自由気ままなプレーでも有名だった。「Manny being Manny(マニーはマニー)」という愛情と諦めの入り混じった表現で語られてきたラミレスだが、7月21日は伝説の珍プレーから13年目の「マニー記念日」だった。米スポーツ専門局「ESPN」電子版では「今日はこんな日。マニーはマニーが再び炸裂」と特集している。

 13年前のこの日、メジャー史に残る珍プレーが生まれた。当時レッドソックスに所属していたラミレスは、本拠地オリオールズ戦で左翼の守備に就いていた。5回、オリオールズの打者デビッド・ニューハンが中堅フェンス直撃の強打を放つと、中堅を守っていたジョニー・デーモンは必死にジャンプしたが、キャッチできず。慌ててクッションボールを処理して必死に内野に返球したが、ここでよもやの事態が起きた。

 必死の送球に左翼ラミレスがなぜか凄まじい反応を見せ、横っ飛びしながら華麗にカット。そこから遊撃マーク・ベルホーンを中継し、ホームに返球された。だが、ラミレスのカットは完全なる無駄足で、ホームにボールが届いく前にニューハンは悠々とホームイン。ラミレスは余計な横っ飛びカットでランニングホームランを献上してしまった。

 当時のテレビの実況は「思うに、私が今までで見た中で最も奇妙なリレーです」と唖然。何とも言えない表情のマニーがテレビ画面で大写しにされるなど、メジャー史に刻まれた思い出のワンシーンとなっている。

 特集では「おそらく、彼の最も度肝を抜くプレーの記念日に、屈指の“マニーはマニーな瞬間”を振り返らないでいられようか」と、この衝撃の珍プレーに匹敵する数々のラミレス迷場面を紹介している。

二盗成功もなぜか一塁に歩いて戻り、塁間でアウト

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