育成から異例出世の左腕モイネロは、登板過多ホークス救援陣の救世主か
工藤監督も期待「複数イニングもいける投手」
このモイネロ。登板過多となっている森、岩嵜、サファテが担う「勝利の方程式」を救う存在として、期待出来る。岩嵜の46試合を筆頭に、森が43試合、サファテも40試合と、既に3人ともが40試合登板を越えている。五十嵐が太もも裏肉離れのために離脱しており、ここを埋める1枚が欲しいチーム状況にある。
終盤戦に向けて、少しでも「勝利の方程式」の3人の負担は軽くしたいところ。この日、工藤公康監督も「今日みたいな複数イニングもいける投手。その辺は考えながらやりたい。試合の兼ね合いで1イニングもある」と、左腕の起用法には含みを持たせた。
現状で、森、岩嵜、サファテ、そして左キラーの嘉弥真に続く存在として、筆頭候補となるのはモイネロだろう。勝ちパターンとして、5投手を用意出来れば、起用に幅が出来、40登板を越える3人の負担も減る。育成から異例のスピード出世を果たしたキューバ人左腕が、ソフトバンクのリリーフ陣の救世主となるかもしれない。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)