驚異のペースで大台「50」も射程内!? サファテVS松井裕の熾烈な争い
サファテ、松井裕ともにシーズン50セーブも射程内のハイペース
ここまで81試合を消化している松井裕は、シーズン51セーブのペース。89試合を消化したサファテも、シーズン50セーブと、2人とも岩瀬、藤川を超えるスピードである。
2005年の中日・岩瀬は30セーブ到達が8月5日。岩瀬に並んだ2007年に71試合に登板した阪神・藤川も、30セーブ到達は8月10日。ともに30セーブに乗せたのは、8月に入ってからだった。
それが、今季の2人は、サファテが7月21日の段階で30セーブを超え、松井裕も現在29セーブと30セーブに王手をかけている。現時点の楽天の強さから見れば、ここ数試合のうちに30セーブに乗せることだろう。ともに7月中に30セーブに到達する、異例の速さである。
サファテは昨季も、同時期に30セーブ目を挙げており、セーブを重ねるペースは変わらない。昨季はチームが終盤に失速したこともあってペースが落ち、最終的に43セーブに留まった。一方の松井裕は、昨季チームが62勝の5位に終わったこともあり、30セーブ止まりだった。
驚異的な勝率で戦っている楽天とソフトバンク。それを支えているのは、松井裕とサファテの絶対守護神2人に他ならない。このまま両チームのデッドヒートが続けば、一気に2人が最多セーブ記録を更新することもあるだろう。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)