地元紙が選ぶ「マリナーズ史に残る40人」でイチロー3位、1位でない理由は…
イチローがグリフィー、マルティネスに及ばない実績とは…
これほど輝かしい成績を誇るイチローが3位に終わった理由は、ポストシーズンにあるようだ。記事内の「キー・スタット」という項目では「グリフィーやマルティネス、その他のリスト入りする選手と異なり、イチローにはポストシーズンでの特筆すべき瞬間が欠けている」と指摘。今回の特集で1位に選出されたケン・グリフィーJr元外野手、元指名打者で現在マリナーズの打撃コーチを務める2位エドガー・マルティネスとの違いは、足掛け12年の在籍期間でプレーオフ進出がわずか1度に止まっていることだ。
唯一出場した2001年プレーオフも、リーグ優勝決定シリーズでヤンキースに敗れた。イチローはインディアンスとの地区シリーズで20打数12安打の打率.600も、ヤンキース戦では18打数4安打の打率.222。計10試合に出場して38打数16安打7得点の打率.421で、リーグ優勝決定シリーズは1勝4敗で敗退した。
それでも、イチローがマリナーズの球団史に残るレジェンドである事実は変わりない。4月のマリナーズ戦で古巣セーフコフィールドに久々の凱旋を果たした際には、前年に達成したメジャー通算3000安打とマリナーズ時代の栄光を讃えられるセレモニーが行われ、イチローはフィールドに用意されたレッドカーペットの上を歩いた。18日の試合では凱旋ホームランを放つなど話題になった。
4位にはビッグユニットと呼ばれたランディ・ジョンソン元投手、5位にはキングの異名で知られるフェリックス・フェルナンデス投手、6位にはアレックス・ロドリゲス元内野手と、錚々たるスーパースターがズラリ。マリナーズはもとよりメジャーを代表する名選手の中でも、イチローは存在感を示している。
(Full-Count編集部)