佐々木は19位、岩隈は38位に マリナーズ史上最高の40選手に日本人が3人
佐々木氏は01年に球団記録の45セーブ「特別に効果的だった」
マリナーズは23日終了現在、49勝51敗でア・リーグ西地区首位のアストロズと17ゲーム差の2位タイに甘んじている。だが、ワイルドカード争いでは圏内まで2.5ゲーム差につけており、2001年シーズン以来となるプレーオフ争いを展開。そんな中、地元紙「シアトル・タイムズ」はマリナーズ史上最も偉大な40選手を選出する特集記事を掲載。2000年から03年までクローザーとして活躍した佐々木主浩氏は19位、現在怪我で離脱中の岩隈久志投手は38位に選出されている。
切れ味抜群のフォークボールを武器にメジャーを震撼させた「大魔神」の記憶は今なお、シアトルの人々の心に刻まれているようだ。マーリンズのイチロー外野手が3位に選出されたマリナーズの“レジェンド格付け”で、「カズ・ササキ」もトップ20以内に食い込んでいる。
選出理由とされているのは、積み上げた圧倒的なセーブ数だ。寸評では「マリナーズではわずか4年間を過ごしただけだが、彼はチームの歴代セーブ数129(2位と27差)で圧倒的な首位となっている」と指摘している。佐々木氏が在籍時、マリナーズは2000年のレギュラーシーズンで91勝、01年にはMLB史上最多タイの116勝、02年と03年は93勝といずれも好結果を残した。
「確かにこの4年間にはセーブ機会が多々あったが、ササキは2000年から02年まで特別に効果的だった。特に2001年には当時の球団記録の45セーブを挙げた。そして、MVP投票で19位だった」