前田健太、緊急先発も5回5安打2失点の粘投、9勝目の権利を持って降板
3回、4回に大量失点危機も2失点で乗り切る
ドジャース前田健太投手が25日(日本時間26日)、本拠地でのツインズ戦に先発し、5回を投げて5安打4奪三振2四球で2失点(自責1)の粘投を見せた。5回を91球(62ストライク)で投げ終え、2点リードで交代。今季9勝目の権利を持って降板した。
立ち上がりから快調に飛ばした。初回をわずか10球で3者凡退とすると、2回も遊撃シーガーの好守に助けられながら10球で3者凡退に斬った。
3回は先頭ポランコに四球を与えると、続くカストロに打球を右前に運ばれ、無死一、二塁とされる。後続を2連続三振に捉え、2死一、二塁としたが、グラナイトに中堅深くに安打されて1失点。続くマウアーに四球で2死満塁としたが、エスコバルを8球目で二ゴロに打ち取り、最少失点で難を逃れた。それでも1イニングで35球を要する苦しいイニングとなった。
マウンドに戻った4回も先頭ロサリオに右前打で走者を背負ったが、ケプラーとポランコを連続左飛で2死一塁。続くカストロの打球は右中間を破る長打になるかと思われたが、中堅ピーダーソンの好捕で凌いだ。
すると、直後の攻撃で打線が爆発。ピーダーソンやプイグの適時打などで4点を挙げ、一気に逆転に成功した。
3点リードで臨んだ5回。前田は先頭グロスマンを一ゴロに仕留め、続くドージャーも遊ゴロに仕留めたかに見えたが、チャレンジの末に遊撃失策で出塁を許した。2死一塁とした後に、マウアーとエスコバルに連打で2点目を失ったが、最後はロサリオを左飛に打ち取った。
先発右腕マッカーシーの故障者リスト入りに伴い、この日緊急先発となった前田は、5回を91球(62ストライク)、2点リードを守って降板。今季9勝目の権利を持って、マウンドを救援に託した。
(Full-Count編集部)