ロバーツ監督、代役先発で9勝目・前田健太の2犠打称賛「非常に重要だった」
4回1死一、二塁で犠打を決め、追加点機を演出
ドジャース前田健太投手は25日(日本時間26日)、本拠地でのツインズ戦で5回2失点と粘投し、今季9勝目(4敗)を挙げた。指にマメができた影響で故障者リスト(DL)入りしたマッカーシーの代役先発で、2度の大量失点機をいずれも最少失点で乗り切った右腕だが、ロバーツ監督は打席で決めた2度の送りバントを絶賛している。球団公式サイトが伝えている。
立ち上がりは打者6人連続凡退と快調だった右腕だが、3回に突如調子を崩して1失点。5回にも1点を失ったが、味方打線が奮起して逆転に成功。2点リードの場面でマウンドを下りた。
大量失点機を守備に助けられながら凌いだ前田は、9勝目を挙げて2年連続2桁勝利に王手。チームは70勝に30球団一番乗りを果たした。
試合後、ロバーツ監督は右腕の粘り以上に、打席での貢献を称賛した。前田は1点先制を許した直後の3回無死一塁の場面で送りバントを決め、走者を得点圏に進めた。この時は得点に結びつかなかったが、4回、ピーダーソンとプイグの適時打で1点を勝ち越した直後、1死一、二塁の場面でも再び送りバント成功。二、三塁と得点機を広げると、続くテイラーが左翼へ二塁打を放ち、2点が追加された。
指揮官は2つの犠打について「あれは非常に重要だったと伝えたよ」と絶賛。投球だけではなく、今季は4安打4打点を記録する打席でも貢献する右腕について「彼は(投手以前に)野球選手だ。チームの役に立とうとスキルを磨いている。走者を一、二塁に置いた2つ目のバントは、追加点機を演出してくれた。あれは試合の中で大きな違いを生み出した」と手放しで称えたという。
今季はなかなか長いイニングが投げられず、打線に助けられながら勝ち星を重ねている前田だが、チームの勝利のために投打両面で貢献していきたい。
(Full-Count編集部)