ヤクルト10点差大逆転は史上4例目 今季珍記録連発のプロ野球
今年だけで10連敗以上が4例
〇2017年7月26日 明治神宮野球場
中日ドラゴンズ
030 340 000 0……10
000 000 280 1X…11
東京ヤクルトスワローズ
勝投手 石山泰稚 2勝4敗
敗投手 伊藤準規 0勝1敗
HR【中】藤井淳志3号、【ヤ】中村悠平1号、バレンティン16号、大松尚逸2号
前回の事例から20年後。セ・リーグでは67年ぶり2例目。延長戦での逆転勝利も2例目。ヤクルトは7回裏の攻撃前まで0-10で、最も遅い回からの大逆転だった。
大逆転勝利をした3チームのシーズン成績は以下の通り。
1949年大陽ロビンス 8球団中8位
1951年松竹ロビンス 7球団中4位
1997年近鉄バファローズ 6球団中3位
こうした大乱戦になるのは、投手力が弱いチームが多く、優勝は難しいようだ。ヤクルトも現時点で最下位に沈んでいる。今季は5月7日に阪神タイガースが広島を9点差をはね返して逆転勝利している。9点差の逆転勝利も、6例しかない。
同じ年に9点差以上の逆転劇が2回演じられたのは史上初。今年は10連敗以上が4例あるなど、珍しい記録が頻発している。これからどんな記録が生まれるだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)