金字塔迫る強打者が珍退場、審判に批判の声「ユーモアのセンスが必要」
不満漏らしたベルトレ、退場処分を非難する声も
同紙によると、ネクストバッターズサークルは滑りやすく危険なため、多くの選手がそこに立つことはなく、ベルトレもネクストバッターズサークルを離れ、本塁に近寄って準備を進めていた。しかしこれを見た二塁塁審からネクストバッターズサークルに戻るように指示されたため、ベルトレはネクストバッターズサークルを持ち上げ、自身が立っていた場所に移動させたという。
ベルトレは記事の中で「面白がろうとしたわけじゃない。審判がマットの上に立てと言ったから、そのマットを自分がいた場所に移動させただけだよ。実際に彼に言われたをやったまでだ。ちゃんと言うことを聞いただけだ」と振り返っており、同紙によると、元レンジャーズのマイケル・ヤング氏も自身のツイッターで「ネクストバッターズサークルは滑るから、誰も立たない。だが、強制されたら(そこにいるしか)選択肢はない。言うことを聞いたんだから、尊敬される未来の殿堂選手を退場にするな」と擁護している。
また同紙は、ヤフースポーツのジェフ・パッサン記者がツイッターで「エイドリアン・ベルトレは最も偉大であり、ゲリー・デービス(二塁塁審)にはユーモアのセンスが必要だ」と、判定を下した審判を批判していることを紹介。ベルトレも「毎日あそこに立っているし、彼が球審を務めた時も立っていたのに、なんで今まで言わなかったんだ? みんな同じ場所に立っている。私は動きたくなかった。ファウルボールになんか当たりたくないからね」と不満を漏らしたという。
この珍退場の様子は大きな反響を呼んでおり、SNS上でも拡散する事態となっている。
(Full-Count編集部)