「行かないで」…同僚のトレード決定に前代未聞の引き留め策、米国で話題に
惜別シーンにファン「本当に悲しいよ」「これはプライスレス」
床に倒れながらドゥーダの左足首を必死に抱えこんで懇願するグランダーソンを、デューダは引きずりながら前に進もうとする。前代未聞の引き止め工作が叶わずに、クラブハウスの床に突っ伏せる仲間を残したデューダは、背中に寂寥感を漂わせながらクラブハウスを後にした。
インスタグラムのアカウントを立ち上げ、決死の引き止め策に乗り出したグランダーソンは、「行かないで、ルーカス!!!!!! 寂しくなるよ、お前!!!」という惜別のメッセージを添えて動画を公開した。
この可笑しくも悲しい惜別のシーンに、ファンも心を痛め、次々とコメントを寄せた。
「本当に悲しいよ」
「涙の限り泣かせてもらうよ」
「これはプライスレスだ」
「ビッグ・ルーク(デューダ)よりもグランディのために私は泣くよ」
この熱き友情物語は、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」も特集し、「野球で培われた感情。それは強力なんだ!」と、2015年にワールドシリーズ進出を果たしたチームメイトの絆の深さに触れた。
7月31日のトレード期限に向けて、各チームが積極的な動きを見せている。レンジャーズのダルビッシュ有投手にもトレードの可能性が高まっているが、こういった悲しみの別れはそれぞれのクラブハウスで起きているのかもしれない。